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前田 敏克; 大森 弘幸; 三ツ井 誠一郎
no journal, ,
ガラス固化体の溶解/変質に及ぼすマグネシウムイオンの影響を調べるために、P0798タイプ模擬ガラス固化体を用いて塩化マグネシウム溶液中における静的浸出試験を実施した。その結果、溶液中のマグネシウムイオン濃度が高い条件ではガラス固化体は速い速度で溶解/変質したが、溶液中マグネシウムイオン濃度が低くなると溶解/変質速度は低下した。また、浸出試験後のガラス固化体表面にはケイ素とマグネシウムを含む変質層が形成していた。これらの結果から、マグネシウムイオン共存下ではマグネシウムケイ酸塩の生成によりケイ素が消費されるため、ガラス固化体が速い速度で溶解/変質することがわかった。このようなケイ酸塩を生成する成分がほとんど含まれない地下水中では、ガラス固化体は長期に渡って遅い速度で溶解/変質すると考えられる。